「アメリカン・アニマルズ」の感想:特別な存在になりたいある若者の犯行(令和元年5月20日)

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おはようございます。

 

今回は、先日観た「アメリカン・アニマルズ」の感想を書いていくことにする。

 

では、よろしくっ!

 

 

「アメリカン・アニマルズ」について

 

この作品は実話。冒頭で「真実に基づく物語ではなく真実の物語」と紹介される。

 

2004年に4人の大学生が大学の図書館で1200万円相当のビンテージ本を強奪しようとしたことを題材とした物語だ。

 

この作品の評価は映画サイトによると以下のとおり(今日現在)。

 

映画.com 3.5

eiga.com

 

Filmarks 3.8

filmarks.com

 

けっして高い数値とは言えないが、レビューした人の数字を見てみると、高く評価している人も多い。

 

観る人によっては、この映画の丁寧なつくりを評価している。

 

さて、あらすじはこんな感じ。

ケンタッキー州で退屈な大学生活を送るウォーレンとスペンサーは、くだらない日常に風穴を開け、特別な人間になりたいと焦がれていた。ある日、2人は大学図書館に保管されている時価1200万ドルを超える画集を盗み出す計画を思いつく。2人の友人で、FBIを目指す秀才エリック、すでに実業家として成功を収めていたチャズに声をかけ、4人は「レザボア・ドッグス」などの犯罪映画を参考に作戦を練る。作戦決行日、特殊メイクで老人の姿に変装した4人は図書館へと足を踏み入れ……。

アメリカン・アニマルズ : 作品情報 - 映画.comより)

 

中心人物はウォーレンとスペンサー。

 

2人は、日頃から変わりたいと思っていた。そこである日、図書館に保管されている超高価な本を盗む計画を立てる。

 

ただ2人でそれを盗むのは無理なので、友人2人を仲間に引き入れ実行するのであった。

 

さて、結果はいかに・・・、という内容。

 

観てみると、実話ならではの展開だった。

 

 

「アメリカン・アニマルズ」の感想

 

犯行後の4人の心の中身が伝わってきた!

 

映画のように、計画はうまくいかない。いや映画だって計画どおりにはいかないが、この作品では、もうぐだぐだ。そこが実話ならではなのかなぁ。

 

この4人はいわゆる若気のいたりによって「貴重な本を盗む」という計画を立てるのだが、動機はカネ目当てというよりは、「特別な人生を送りたい」という気持ちのほうが強い。

 

若気のいたりでモノを盗むなんて、許されないぞって思うけど、やっぱり世界にはいろんな人間がいるんだよね・・・。

 

「特別な人生を送りたい」から盗むという発想。それがどこから来たんだかわからないが、もう「特別にならなきゃいけない」と自分で自分を追い込んでいたんだろう。

 

そんな人は、常識では考えられないようなことをやってしまうものだ・・・。

 

だからこそ、犯行後は、後悔にさいなまれる。

 

どうしてあんなことやっちまったんだろう・・・

やらなきゃよかった・・・

これからオレはどうなるの?・・・

お先まっ暗じゃん・・・

つかまるの?刑務所行きなの?・・・

 

などなど。おそらくいろんなことを考えただろう。犯行後の4人の行動や態度、あるいは表情を見ると、いろんなことを感じ取ることができる。

 

わたしもたまに後悔することがあるが、ここまではないかな。

 

4人は、やってしまったことが頭から離れない。頭の中で何回もフラッシュバックが起きてしまう。かなりつらかっただろうなぁ。

 

そもそも、犯行後だけでなく、犯行の最中にも「やらなきゃよかった」感が見え隠れする。でも「ここまで来たらやらなきゃ」感もあったりの葛藤がある。

 

そんな姿をしっかり映し出したのは俳優さんの演技のよさと監督のうまさだろう。

 

監督は、この作品に、事件を起こした本人たちを登場させてドキュメンタリーっぽくしあげている。それがこの作品のリアリティ感を高めている。

 

そのために、観ているほうとしては、「ああ、これ本当の話なんだなぁ」と実感。だから犯人たちの気持ちが伝わりやすかったのだろうと思う。監督のアイデアの効果が出たようだ。

 

ただ、やっぱり実話ベースなので、つくられた話よりはグダグダ感があることは否めない。スッキリ感よりはドロドロ感が強い。

 

そういうのが好きな方には、オススメの映画だといえる。

 

 

最後に

 

この作品は、評価がわかれている。

 

正直、私も「絶対オススメ」とは言えない。

 

気になるかたは、一度自分の目で観て、確かめてほしい。