「オアシス」の感想:社会のはみ出し者の男と脳性麻痺の女の純愛がすごかった(令和元年5月11日)

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おはようございます!

 

今回は、韓国映画「オアシス」について。

 

「オアシス」は2,002年の作品だけど、ユジク阿佐ヶ谷で「特集:魅惑の韓国映画」という企画で4/20~5/17まで上映されている。

 

主演がソル・ギョングということで観に行くことにしたわけだが、本日はその感想を書くことに。

 

ではよろしく!

 

 

「オアシス」について

 

「オアシス」は韓国映画。主演はソル・ギョング。Filmarksや映画.comの見るとけっこう高く評価をされている。

 

Filmarks 4.2

filmarks.com

 

映画.com 4.1

eiga.com

 

あらすじは以下のとおり。

ひき逃げ死亡事故で服役し刑務所から出たばかりの青年ジョンドゥは、家族の元へ戻るが迷惑がられてしまう。ある日、被害者家族のアパートを訪れた彼は、寂しげな部屋にひとり取り残された被害者の娘コンジュと出会う。重度の脳性麻痺を持つ彼女は、部屋の中で空想の世界に生きていた。互いに惹かれ合い、純粋な愛を育んでいくジョンドゥとコンジュだったが……。

オアシス : 作品情報 - 映画.comより引用)

 

社会に適応できないジョンドゥが、刑務所を出てから行ったところが、自身が起こしたひき逃げ死亡事故の被害者の家。

 

そこにいたのが、重度の脳性麻痺の女性コンジュだった。

 

その2人が互いに惹かれ、恋に落ち、楽しむのだが・・・、という内容。

 

なかなか重たい話だ。

 

 

「オアシス」の感想

 

この作品は傑作中の傑作だった!

 

まず、主演のソル・ギョングの演技がすばらしかった。私は彼の演技をそう多くスクリーンで観たことがあるわけではない。

 

つい最近観た「ペパーミント・キャンディ」(1,999年の作品)、昨年観た「名もなき野良犬の輪舞」「殺人者の記憶法」、いずれもソル・ギョングの個性が際立っていた。

 

でも、それらに負けず劣らず、この作品での演技はすごかった。

 

社会の中で生きていくには人間的にダメな男のイカれっぷりが、全く手加減なしで表現されている。見ていてハラハラするようなところもあるくらいだった。

 

そんな素晴らしい演技のソル・ギョングに全く負けていなかったのが、脳性麻痺の女性を演じたムン・ソリ。これはもう圧巻。文句なしの演技だ。ここまでやった人を、私は今までに観たことがない。

 

ソル・ギョングとムン・ソリの2人は「ペパーミント・ギャンディ」でも共演しているのだが、2人の関係だけでいうと、断然こちらのほうがインパクト大だ。

 

社会のはみ出し者と障害がある女性との恋。実はそんなにきれいに描かれているわけではない。むしろめちゃくちゃだ。だからこそ、この映画はすごかったと言えるのだろう。

 

いろいろ主人公のジョンドゥは無茶をするわけだが、そこが彼なりの愛なんだなぁと感じる。

 

ところが、この2人の愛の行方、とても残酷だ。

 

最後のムン・ソリの演技は、すごすぎて涙が出てしまった。マジで、あれはすごい。ああいう愛の表現の仕方があるんだなぁ。

 

簡単に言うと「オアシス」は純愛映画。でも、内容は単純ではない。いままで観た恋愛映画とは全く異質であり、衝撃の次元がちがう。

 

この映画を見逃さなくて本当によかった。

 

ソル・ギョングとムン・ソリの2人と、監督のイ・チャンドンに感謝したい。

 

 

最後に

 

先日、「アベンジャーズ  エンドゲーム」を観て、ものすごいインパクトを感じたが、この「オアシス」は種類はちがうもののインパクトでは負けていない。

 

すごい映画だった。

 

たぶん、日本ではこういう作品を作ることはできないだろう。いや、誰も作れないというべきかな。

 

もし機会があったら、ぜひ観てほしい作品だ。

 

以上!